ゲジヒトってハゲ気味?

mac0262006-05-06

PLUTO」を読んでみました。まだ1巻だけですけど。まだ最初のほうなんで盛り上がりに欠ける気がしますが、これからの展開に期待。原作のほうを読んでないから話を知らないし。原作って読んでおくべき?


これを読んで一番印象をうけたといえばこの世界観ですかね。この人間とロボットが共存する世界ってなんか異様。主人公がロボットということもあってか、ロボットの視点から描かれてる気がする。
この世界ではロボットが人間から自立してるんですよね。人間に仕えるやつもいれば、人間から離れて自分の家族をもってるやつもいる。もう人間もロボットも差がなくなってる気がする。ここでいうロボットとは人工知能のことですけど。
ではロボットと人間の差ってなんなんでしょうね。本の中でのゲジヒトの台詞に人とロボットを見分ける違いは、人は無駄が多い、というのがありました。無駄なことに人間らしさってのがあるんですかね。ロボットの弾くピアノは正確に弾くだけだってのもありました。「正確」からちょっとはずれた無駄なところにやはり人は美しさを見出すんでしょうね。
そしてロボットも人になろうとしている。警備ロボットの奥さんなんて実に人間くさかった。でも表情が変わんないところが怖い・・・忘れてしまいたい記憶を消さないで残しておくってのは無駄に見えて大切ですね。

こんな風に無駄なことって必要なんだなぁ、って思いつつGWを無駄に過ごして後悔している今日このごろです・・・